糖化とは

私たちの体は、ほとんどがたんぱく質でできています。たんぱく質には、体内に入ってきた糖と結びつきやすい性質があります。体の中で余った糖がたんぱく質とくっついて、たんぱく質を劣化(変異)させてしまう現象のことを糖化といいます。

この糖化によって、AGE(糖化最終生成物)という老化促進物質を生み出してしまうことになるのです。AGEは血液中に糖が多い状態でつくられます。だから、食事を多く取りすぎたり、炭水化物や甘いものなどの糖質が過剰だったりすると、体に余分な糖が多くなる→たんぱく質と結びつく→AGEが生じるというラインができやすくなります。
糖化したたんぱく質というのは、たんぱく質が糖によって、焦げて黄色く劣化してしまったようなもので、私たちの体を作り上げている元のたんぱく質とは、もう違ったものというわけです。この劣化した糖化たんぱく質が、血管や肌の真皮などを硬くして、身体中を老化させ、さらに糖尿病や肥満などの成人病まで発生させてしまうようになります。

糖化は、「カラダがコゲる老化」とも呼ばれています。
例えば、ホットケーキを焼くとき、小麦粉、砂糖、牛乳を混ぜて焼き上げると、きつね色のスポンジに変わってきます。この反応が糖化です。フランスの科学者L・C・メイラードがこれを発見したので「メイラード反応」とも呼んでいます。食品成分中のたんぱく質、糖分が結びついてあのコゲ色に変身します。食べ物では香ばしい風味を作る糖化ですが、これが体の中で起こるとダメージでしかありません。

医療の世界では、はじめに血液中で酸素を運ぶヘモグロビンが糖化されることが注目され、最近では糖化のプロセスで発生するこのAGEが、老化や病気の引き金になることも明らかになっています。AGEは細胞を劣化させるうえ、「炎症反応」まで招いてしまいます。
特に糖尿病ではそれが顕著に。悪化すると網膜症や腎症などの合併症が起こりますが、原因はこのAGEです。

美容の点からいっても、糖化は、肌の「コゲ」です。少し前まではエイジングケアというと「抗酸化」がキーワードになっていましたが、最近の化粧品メーカーが注目し、研究を進めているものが「抗糖化」です。エスティローダー研究所では「肌老化の40〜50%は糖化によってできるAGEが原因。糖化は肌の老化の最大の原因」とコメントしています。このように肌の老化の大きな原因となるAGEをためない生活をすることが、真の美しい肌を手に入れる唯一の方法なのです。

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